博士(経営学)

HiromuneIshii

石井宏宗

プロフィール

[経営実務]

 サンシン電気株式会社 代表取締役社長

 三新電気香港有限公司 董事長CEO

 株式会社エスシーツー 代表取締役社長

 新光和株式会社 代表取締役社長

 CEBU SHINKOWA Inc. CEO

 新東ホールディングス株式会社 代表取締役社長

[学術研究]

 博士(経営学)

 日本経営実務研究学会 理事

 日本経営監査学会 理事

 日本地方公会計学会 理事

 一般社団法人ICTマネジメント研究会 理事長

 全日本能率連盟2021年度「顕彰牌」受賞

[教育活動]

 日本工業大学専門職大学院MOT 専任教授

 一般社団法人ICTマネジメント研究会理事長

 信州大学 特別講師

 ビズアップ総研 講座講師

 元・明治大学/マレーシア工科大学 DMP特任講師

 元・明海大学非常勤講師 他

Question

担当している領域・科目について教えてください。

事業創造系では「新製品・事業開発法」、「ビジネスモデルとビジネスプランニング」、マネジメント系では「オペレーションマネジメントの基礎」を担当しています。これらの科目は、実務家として現場で携わってきた内容ですが、経営学者として研究してきた領域と重複する部分も多々あります。実践と理論の視点から、学びの場で、みなさんと「互学互修」が出来ればと思います。

実務家時代にどのような業務に携わってきましたか?

経営者としては、20数年にわたり、中小企業において、企業再生、企業承継、事業創造、8社の起業などを実践して参りました。一方で、リーマンショック、東日本大震災を経て、いまはパンデミック経済のリスクの中に身をおく、いまだ現役の経営者です。研究者としては、38歳でPhDを取得、その後は管理会計と中小企業の領域で論文執筆を継続し、学会などの理事を務めております。教育は35歳から15年間、いくつかの大学で教鞭を執って参りました。

中小企業経営者の家に生まれ、経営というものに携わり半世紀が経ちます。父親の倒産を家族として共有、父親が再興した会社での闘争と成長、同時に自分なりに8つの会社を起業、多くの失敗と、僅かな成功をして今に至ります。また、28歳の時、はじめて取締役に就任した会社では、3日後に社長の横領事件が発覚、急きょ、企業再生をミッションとして社長に就任した経験も持ちます。さらに、父親が再興した会社を承継する際は、父親が医療事故で重篤となり、突如として企業承継をした経験があります。この他にも、リーマンショック、東日本大震災、パンデミック、そして異常気象と地政学など、経営には、大小多くのピンチが波状的に押し寄せるものです。

私の人生テーマは、経営者・研究者・教育者の観点から、「経営とは何か」について探究することにあります。さまざまなるアングルから経営を実践し、理論からも観て参りました。それでもなお、経営とは何か、このテーマの解にたどり着くことはできません。ただし、数々のチャレンジと多くの失敗、そして僅かな成功から、「経営とは苦のなかで夢と希望を投企して生きること」ではないか、そのような仮説を抱いています。数多の苦労のなかでも、一つの喜びが、ステイクホルダーの幸福に、微力ながらでも貢献できる、そのような経営という営みの本質を、NIT MOTにおいて、みなさんと共に学び、追い求めて参りたく思います。

授業を行う際に大切にしている点は何でしょうか?

実践で起こる現象に対して、理論としてのフレームワークを当てはめながら、“what-if”(もし~したらどうなるか)という「経営の思考回路」を、みなさんと検証、育成していきたいと思います。そのような互学互修の中から、経営のSomething Newが生まれるものと確信しております。

入学を検討している方へのメッセージ

経営には、唯一の正解があるわけではありません。

企業を取り巻く環境は絶えず変化し、昨日までの成功が、明日の成功を保証してくれるとは限りません。経営者やマネジャーには、変化する現実を正しく捉え、自ら問いを立て、考え、判断し、行動する力が求められます。

NIT MOTには、異なる業界、職種、技術、経験を持つ社会人が集まっています。それぞれの経験を持ち寄り、理論を学び、互いに議論することによって、一人だけでは得ることのできない視点を獲得できます。

私は、経営者、研究者、教育者という三つの立場から、長年にわたり「経営とは何か」を探究してきました。

多くの挑戦と失敗、そしてわずかな成功を経験するなかで、現在は「経営とは、苦のなかで夢と希望を投企して生きることではないか」と考えています。

厳しい現実から目をそらすことなく、同時に、夢と希望を持って新しい製品、事業、企業、社会を構想すること。それが経営を学ぶ意味ではないでしょうか。

皆さん自身が持つ実務経験や問題意識を研究の「問い」へと変え、NIT MOTでともに考え、ともに学び、経営における「Something New」を創造していきましょう。

Information

スチューデントアワー

不定につき、事前にアポイントメントをしてください。

専門分野

専門分野

·       管理会計

·       収益管理会計

·       技術経営

·       中小企業経営

·       新製品事業開発

·       オペレーションマネジメント

·       経営分析

·       スタートアップ・ビジネス

·       事業承継

·       実務知・技能承継

·       中小企業と日本文化

主な研究テーマ

·       MPT-Lモデルを活用した新製品事業開発

·       市場・製品・技術・部品・工程・原価の連鎖的可視化

·       イノベーション形態別の新製品事業開発

·       中小企業における管理会計システム

·       固定収益会計

·       ABM成長マトリックス

·       顧客別・製品別・事業別収益管理

·       貢献利益および付加価値の可視化

·       中小製造業における技術経営

·       日本的経営管理と中小企業文化

·       生成AIを活用した実務知の体系化

·       経営者・熟練実務家の知識および技能の承継

生涯を通じた研究テーマ

実務、研究、教育および社会活動を通じて「経営とは何か」を探究し、そこに一定の普遍性を見いだし、次世代へ伝承すること。

現職と主たる経歴

現職

サンシングループ代表

一般社団法人ICTマネジメント研究会 理事長

日本工業大学専門職大学院 技術経営研究科 専任教授

信州大学経法学部 非常勤講師

学位

博士(経営学・明治大学)

学歴

2010年3月 明治大学大学院経営学研究科博士後期課程 修了 博士(経営学)

2004年3月 明治大学大学院経営学研究科博士前期課程 修了

1996年3月 青山学院大学経済学部第二部経済学科 卒業

主な職歴

1998年10月~現在 サンシングループ代表

1996年4月~1998年9月 サンケン電気株式会社

1992年6月~1996年3月 予備校講座講師

日本工業大学専門職大学院技術経営研究科 専任教授

信州大学経法学部 非常勤講師

元・明治大学・マレーシア工科大学DMP 特任講師

元・明海大学 非常勤講師 ほか

主な所属学会・学術活動

·       一般社団法人ICTマネジメント研究会

·       日本価値創造ERM学会

·       日本経営実務研究学会 ほか

その他

主な論文

清水弘・石井宏宗・小林克(2025)「イノベーション形態別の製品開発とMPT-Lモデルの適用―ディスラプティブ、ブルーオーシャン戦略、非ディスラプティブにおける市場ニーズ仮説設定の差異検証をとおして―」『経営実務研究』第20号。

清水弘・石井宏宗・小林克(2024)「MPT-Lモデルにおける新たな分析・検証の技法と有効性―既存製品事業のMPT-Lモデルを元図とした新規製品事業開発の事例から―」『経営実務研究』第19号。

石井宏宗(2024)「管理会計的技法からみる我が国中小企業文化の一考察―ダム経営、トヨタ生産方式、アメーバ経営の検証から―」『商工金融』2024年4月号、55-67頁。

清水弘・石井宏宗(2023)「新規製品事業開発におけるMPT-Lモデルの構築と適用に関する研究」『経営実務研究』第18号。

石井宏宗・川口あすみ(2020)「ABM成長マトリックスと収益性分析―戦略別・ランク別顧客の成長性と収益性の比較検証から―」『経営実務研究』第15号、1-16頁。

石井宏宗・川口あすみ(2019)「マーケティングと管理会計の接合に関する事例研究―成長性測定に関する新たなフレームワークの検証をとおして―」『経営実務研究』第14号、1-14頁。

石井宏宗(2018)「日本の中小企業文化と日本文化の親和性―宗教・思想的変遷からみる強さの本質―」『MBS Review』。

石井宏宗(2018)「ファミリービジネスの定義―先行研究のレビューから―」『MBS Review』。

石井宏宗(2015)“A Study of Management Style of Japan's Small-Medium Sized Enterprises: From the View of Fixed Accounting System,” Journal of Governance Studies, Vol.2.

石井宏宗(2014)「固定収益会計が企業業績へあたえる影響―A社データをもちいた収益性分析と成長性分析―」『経営戦略ジャーナル』第3巻第1号、75-92頁。

石井宏宗(2013)“The Great East Japan Earthquake and Risk Management,” Journal of Governance Studies, Vol.1.

石井宏宗(2010)「M&Aが株主価値へあたえる短期的経済効果の検証―イベント・スタディをもちいて―」『経営論集』第57巻第1・2号、367-387頁。

ほか

主な著書

石井宏宗(2021)『ビジネス・ヒントの経営学―闘い抜く技法を学ぶ―』創成社。

関利恵子・石井宏宗・八幡浩伸(2019)『会社の数字がガンガンわかるゼロからの経営分析ワークブック〔改訂版〕』創成社。

石井宏宗(2019)『社長が教える経営学―現場で使えぬ経営学など一顧の価値もない―』創成社。

石井宏宗(2018)『スタートアップ・ビジネス―起業のプランニングから起業後のマネジメントまで―』創成社。

石井宏宗(2013)『会計学系大学院生のための必須英単語756』SC2出版。

関利恵子・石井宏宗(2012)『会社の数字がガンガンわかるゼロからの経営分析ワークブック』創成社。

石井宏宗(2011)『経営とは生きること』税務経理協会。

石井宏宗(2010)『M&Aと株主価値―Does M&A Pay?―』森山書店。

石井宏宗ほか(2006)「M&A後の統合問題」『図解M&Aのすべて』税務経理協会。

ほか

主な受賞歴

2026年1月 全日本能率連盟「全能連マネジメントアワード特別賞」

2025年10月 日本経営学会連合「学術貢献賞」

2025年3月 日本経営実務研究学会「学術功労賞」

2021年9月 全日本能率連盟「顕彰牌」

ほか

外部研究者情報

researchmap https://researchmap.jp/read0154794

CONTENTS

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